💧 冬場に体内の水分量が減る原因
冬に水分が失われやすい主な原因は、「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」の増加と、水分摂取量の減少です。
1. 不感蒸泄の増加(気づかない水分蒸発)
• 空気の乾燥: 冬は湿度が低く、空気が乾燥しています。体内の水分は、濃度が高い方から低い方へ移動する性質があるため、乾燥した空気中では、皮膚や吐く息(呼気)から水分が奪われやすくなります。
• 暖房の影響: 暖房器具を使うと、室内の湿度がさらに下がり、不感蒸泄による水分喪失が加速します。
• 不感蒸泄: 汗とは異なり、無意識のうちに皮膚や呼気から蒸発していく水分のことで、成人で1日に約900ml(体重50kgで約750ml)失われるとされています。
2. 水分摂取量の減少
• 喉の渇きを感じにくい: 気温が低いため、夏に比べて喉の渇きを感じにくくなります。
• トイレを気にする: 寒いとトイレが近くなることを避けようと、意図的に水分を控える方もいます。


