短い髪こそ手抜きはNG!

毎朝サロン帰りの「美シルエット」を作るお手入れ術

ショートヘアやボブは、手入れが楽というイメージがあるかもしれませんが、実はフォルムが命。少しでもお手入れを怠ると、すぐにツヤがなくなり、形が崩れてしまいます。

短い髪だからこそ実践したい、ツヤとふんわり感を両立させるための正しいデイリーケアをご紹介します!


1. 「洗う」&「タオルドライ」でツヤの土台を作る

髪の長さが短いため、シャンプーやトリートメントの成分が頭皮に残りやすいのがショートヘアの特徴です。

ケアステップショートヘアの極意
シャンプー力任せに洗うのはNG!泡立てたシャンプーで、頭皮を指の腹でマッサージするように優しく洗います。生え際や襟足は洗い残しがないよう特に念入りに。
トリートメント量をつけすぎると根元がペタッとする原因に。毛先と髪の中間のみに少量つけ、頭皮にはつけないように注意しましょう。
タオルドライゴシゴシ擦ると摩擦で髪が傷み、パサつきの原因に。タオルで頭皮の水分を拭き取るように押さえ、髪を挟んで優しく水分を吸収させます。

2. 「ドライヤー」はフォルムを作るスタイリングツール

短い髪にとってドライヤーは「乾かす」だけでなく「形を作る」重要なスタイリングツール!

  1. アウトバスで保護:ドライヤーの熱から髪を守るため、軽めのヘアミルクやオイルを少量、毛先を中心に馴染ませます。
  2. 根元から乾かす(立ち上げ):特にボリュームが欲しいトップや後頭部は、指で根元を立ち上げるように、または髪を逆立てるようにして風を当てて乾かします。これが時間経過によるペタッを防ぐベースになります。
  3. 前に向かって乾かす(まとまり):全体の根元が乾いたら、次は前から後ろ、上から下に向かって風を当てます。こうすることでキューティクルが整い、毛先のまとまりツヤが生まれます。
  4. 冷風で仕上げる:完全に乾いたら、仕上げに冷風を全体に当ててキューティクルをしっかり閉じ込め、ツヤとセットをキープさせます。

3. 「ツヤ」と「動き」を出すためのスタイリング剤

ツヤの有無が目立ちやすいショートヘアは、スタイリング剤で質感コントロールを!

  • ツヤとまとまり重視なら【ヘアオイル・バーム】 少量を手のひらによく伸ばし、髪の内側から揉み込むように馴染ませ、最後に表面を整えます。ウェットな質感は一気にツヤ感をアップさせ、洗練された印象になります。
  • ふんわり感と動き重視なら【軽いワックス・ムース】 根元ではなく、毛束感を出したい毛先や、動きを出したい部分にだけつけます。全体に揉み込むようにして、ふわっとしたボリュームをキープしましょう。

短い髪は、たった数週間の放置でも形が崩れてしまうため、1〜1.5ヶ月に一度の定期的なカットも美しいスタイルを保つためには欠かせません。毎日の丁寧なケアとプロのメンテナンスで、いつでも自信が持てるショートヘアを楽しんでくださいね!

ロングヘアを美しく!【究極のデイリーケア】

憧れのツヤ髪へ!

長く伸ばした髪は、毛先は数年前からダメージに晒され続けています。髪は一度傷むと自然には元に戻らないため、日々の丁寧なケア、特に毛先への配慮が美しいロングヘアを保つ鍵となります。

「長さ」があるからこそ気をつけたい、ロングヘアのお手入れ術をご紹介!


1. 「洗う」時の摩擦と熱ダメージを徹底排除

ロングヘアのダメージの約8割は、摩擦と熱によるもの。お風呂でのひと手間が大切。

ケアステップロングヘアのための極意
ブラッシング髪を濡らす前に、毛先から優しく絡まりをほぐし、中間、根元へと順にとかします。
予洗い38℃程度のぬるま湯で、髪全体と頭皮を1分以上かけて丁寧に流します。熱いお湯はキューティクルを開き、髪の乾燥を招きます。
シャンプー手のひらでしっかり泡立て、泡をクッションにして、髪ではなく頭皮を洗うことに集中しましょう。毛先は泡が触れるだけでOKです。
トリートメント髪を軽く絞り、毛先から耳の下あたりまでに馴染ませます。根元にはつけないこと。時間があれば蒸しタオルで包んで5分ほど放置すると浸透力アップ!
タオルドライゴシゴシ擦らず、タオルで優しく挟んで叩くように水分を吸い取ります。吸水性の高いタオルを使うとドライヤー時間の短縮になります。

2. 「乾かす」時の熱から髪を完璧にガード

濡れた髪はキューティクルが開いて無防備な状態。ドライヤーの熱ダメージから髪を守りながら、素早く乾かすことがカギです。

  1. アウトバスオイルを塗布: ドライヤー前に、必ず洗い流さないトリートメントを毛先を中心にしっかりと塗布しましょう。これが熱からの保護膜になります。
  2. 根元から乾かす: 乾きにくい根元や内側から先に風を当てます。毛先は乾きやすいため、最後に余熱で乾かす!十分です。
  3. ドライヤーは離して: ドライヤーを髪から15cm以上離し、温風を同じ場所に集中させないように振りながら乾かします。
  4. 冷風で仕上げ: 8割ほど乾いたら、最後に冷風を全体に当ててキューティクルをしっかり閉じ込めます。これによりツヤが出て、潤いが閉じ込められます。

3. 就寝時・外出時の「日常ダメージ」対策

  • 寝るときの摩擦対策 寝返りによる摩擦は、枝毛や切れ毛の原因に。寝る時は髪をゆるく三つ編みにしたり、シルクやサテンの枕カバーを使ったりすることで、摩擦を最小限に!
  • 物理的なダメージを防ぐ 長時間髪を強く結ぶのは避け、ヘアゴムは太いものやシュシュなど、髪に優しいものを選びましょう。濡れたままのブラッシングはキューティクルを傷つけるため、目の粗いコームで優しく扱ってください。
  • 紫外線対策 髪も肌と同じく紫外線でダメージを受け、乾燥します。外出時はUVカット効果のあるヘアスプレーを使用。帽子をかぶる事も大切です。

今日から一つずつ、丁寧に始めてみませんか?